体験にいらして下さった小学4年生の女の子が継続する事となり
和楽器バンドに憧れてとても熱心で向上心があり
直ぐにでも自主お稽古用の三味線が欲しいという事になり
試奏や実際の三味線をじっくり見て頂くために
教室所有の三味線の試奏会を開きました。
三味線も物価高や材料不足で年々仕入れが困難となってきており
女性やお子さんは太棹は重かったり大きすぎて演奏が困難なため
貸出のお稽古用に細棹の三味線を津軽仕様にしたものを使って頂いております。
棹は花梨素材で合皮を使用した長唄胴の三味線
棹は紅木で犬皮を使用した長唄胴の三味線
更にこれから大きくなる事を見越してやや大きめの
棹は花梨で犬皮を使用した中棹の 三分胴の三味線
最初に見たときはご両親にどれが良い?の問いには
見た目の綺麗な合皮(真っ白で綺麗)を指さしてましたが
入念に弾き比べをしてご両親の『どう?なんか違う?』
『うん 合皮のものより 犬皮の方が良く響く』
『中棹はちょっと重い』
ちゃんと自分で 音色の違いや実奏するときの事を考えて的確に判断して 最終的には犬皮を選んでました。
次にバチ
プラバチ4000~5000円と安いですが 手が痛くなったり
大きすぎて速弾きには向いておらず初心者のゆっくりしか弾けない時は良いですが
打ち込みが出来るようになると 直ぐ折れて 音色も響きがべっ甲には劣ります。
べっ甲は1本 1本 大きさも開きも重さも異なり
しなるため衝撃を吸収し 音色の響きもよくなります。
紛いものも多く私自身 修行時代 少しケチって15000円のべっ甲もどきを購入して1回で折れた悲しい経験があります。
良いものは7万 10万 100万とキリがないのですが
べっ甲を使用した30,000円のもの 手に馴染んだようです。
実際に三味線を入れて 持ち比べてみて 実用面も ご家族で検討された結果
まだ少し大きいがソフトハードケースが良いという結果になりました。
バチケースも和柄の中から選び
教室用の三味線は販売用ではなく 貸出用に苦労して集めたものなので
無理強いする気は毛頭なく
ご本人が気に入ったものが無ければ譲るつもりはないのですが
音色や大きさ サイズ 自分にピッタリの三味線が見つかって
何よりご本人が三味線を弾きたくてしょうがない様子だったので
お譲りする事になりました。
速く上達できるよう課題曲と目標を決めて
①楽器パーツ名称と調弦の方法について【演奏前に必要なこと 基本編】
②バチの持ち方と三味線の構え方について
③「左手の基本奏法 人差し指編」
④「左手薬指の奏法とフレーズ練習」
⑥横移動編その2
帰って早速 譜面を見ながら練習してるそうです。
速く三味線の沢山弾けるようになって楽しみが拡がることを願っております。
体験教室、定期教室年中無休で開講中です。
津軽三味線をお求めの方もお気軽にご相談下さい。
公式HP【夢アカデミー/夢蔵MUSASHI】
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