
篠笛は、日本の音がそのまま息になって立ち上がるような、とても美しい楽器です。
けれど、和太鼓や三味線に比べると「どうやって始めればいいのか分からない」「本式は難しそう」「そもそも篠笛ってどんな魅力があるの?」と思われやすい楽器でもあります。
このページは、リコーダー式篠笛と本式篠笛の違い、篠笛そのものの魅力、夢アカデミーがなぜリコーダー式篠笛から始めるのか、そして篠笛を続けるとどんな世界が広がるのかをイメージできるページです。
篠笛定期の現行設計
夢アカデミーの篠笛定期教室は、学生月額3,000円(社会人6,000円)で篠笛と和太鼓が通い放題、さらに1,500円追加で津軽三味線定期も通い放題になる設計です。
体験会は無料、継続時の入会費は11,000円、教材費は初回のみ6,000円で、ここで使用するのがリコーダー式篠笛のドレミ調・八本調子です。
つまりこの定期教室は、篠笛だけの教室ではなく、篠笛を中心に、和太鼓で拍感と体幹を、三味線で旋律感を育てる、複合和楽器型の学びとして設計されています。
なぜドレミ調・八本調子なのか
夢アカデミーが入口に選んでいるのは、ドレミ調の八本調子です。
理由はとても実用的です。八本調子はC調なので、ハ長調の楽譜と合わせやすく、童謡・唱歌・学校教材・入門向けの曲に入りやすい調子です。
しかも八本調子は、大きさが大きすぎず小さすぎず、鳴りも難易度も極端になりにくい、ちょうど真ん中に近い調子です。低い笛ほど管が長くなり、高い笛ほど短くなりますが、八本調子は持ちやすさと吹きやすさのバランスが良いため、初めての1本として非常に扱いやすいです。
また、八本調子1管で吹ける教材や楽譜も多く、1本で練習を始めやすいのも大きな利点です。最初の1本として迷ったときに、八本調子が選ばれやすいのはこのためです。
リコーダー式篠笛と本式篠笛の違い
篠笛を始めるときに、まず知っておきたいのが「リコーダー式篠笛」と「本式篠笛」は同じではない、ということです。
リコーダー式篠笛
- 初めてでも音が出しやすい
- 音の立ち上がりが安定しやすい
- まず指使いと呼吸に集中しやすい
- 教材として導入しやすい
- 初回教材費6,000円で始めやすい
本式篠笛
- 歌口に息を集中して当てる必要がある
- 呼気のコツ、指の角度、音の当たりどころが重要
- 呂音・甲音・打ち指など、篠笛独特の難しさが濃い
- 風のニュアンスや篠笛らしい表情が出やすい
- 日本の祭りや神楽の空気に近い
夢アカデミーでは、最初から本式篠笛の難しさを全部背負わせるのではなく、まずはリコーダー式篠笛で「音が出る」「息を使う」「指を動かす」という成功体験から入る設計にしています。
本式篠笛では、実際の体験記事でも繰り返し「呼気のコツ」「指の角度」「打ち指」「呂音と甲音」が課題として出てきます。だからこそ、入口を優しくする意味があります。
ドレミ調の唄用と民謡用の違い
篠笛の世界では、呼び方が一つではありませんが、初心者の笛選びでは「唄用(ドレミ調)」と「民謡用」を分けて考えると分かりやすくなります。

唄用(ドレミ調)
- 西洋音階で曲に合わせやすい
- 五線譜やハ長調の曲に入りやすい
- 童謡・唱歌・ポップスの入門に向いている
- 初心者が「曲を吹く」楽しさに入りやすい
民謡用
- 音階が不安点なため太鼓や篠笛単体向き。
- 竹笛らしい響きや節回しを重視しやすい
- 実用の中で音の出しやすさや鳴りの良さを追求した笛も多い
- メロディよりリズム重視で音感は気にしなくてよい
夢アカデミーの入口としては、まず「曲を吹ける」「楽譜と結びつきやすい」「成功体験が積みやすい」ことを重視するため、ドレミ調の八本調子がとても相性の良い選択になります。
C調八本調子と一本調子〜十三本調子の考え方
篠笛は、曲や用途に合わせて調子を使い分けます。
数字が小さいほど低く長く、数字が大きいほど高く短くなるのが基本です。

| 調子 | 音の高さ・サイズ感 | 初心者目線の印象 |
|---|---|---|
| 一本〜三本調子 | かなり低音・管が長い | 存在感のある低音だが、管も大きく、初心者にはやや大きく感じやすい |
| 四本〜六本調子 | 低め〜中低音 | 落ち着いた音色で魅力的だが、まだ少し大きめ |
| 七本調子 | B調 | 学校や合奏でも使いやすく、八本より少し低め |
| 八本調子 | C調 | 大きさ・鳴り・難易度のバランスが良く、初心者の最初の1本に最適 |
| 九本〜十一本調子 | 高め・管が短い | 反応は軽いが、音が高くなりやすく、息のコントロールが少し繊細になる |
| 十二本〜十三本調子 | かなり高音・かなり短い | 扱いやすそうに見えても、音の高さゆえに安定させるにはコツが要る |
八本調子が初心者向きといわれるのは、C調で曲に入りやすいだけでなく、管の長さも息のコントロールも極端になりすぎないからです。大きすぎず、小さすぎず、鳴りも難易度も中庸なので、最初の1本としてとてもバランスが良いのです。
さらに、初心者向けの教材や入門曲ではC調・ハ長調の曲が多く、八本調子1管で始めやすいという強みがあります。最初にどの調子を選ぶか迷ったとき、八本調子が真っ先に候補に上がるのはこのためです。
篠笛の6穴と7穴の違い
篠笛には6穴と7穴がありますが、初心者が最初に知っておきたい結論はとてもシンプルです。

6穴でも7穴でも、基本的に出せる音階は同じです。そのため、演奏できる曲の幅や、学べる内容に大きな差が出るわけではありません。
違いは「穴が1つ多いか少ないか」そのものより、運指をどう説明するか、どの教本や運指表に合わせるかにあります。一般的な唄用の解説や教本は7穴表記が多く、6穴はその7穴表記をもとに「1番穴がない形」として読むと理解しやすくなります。
| 項目 | 6穴 | 7穴 |
|---|---|---|
| 穴の数 | 指穴が6つ | 指穴が7つ |
| 基本の音階 | 7穴と同じ考え方で読める | 一般的な唄用教本でよく使われる |
| 運指の理解 | 「7穴表の1番穴がない形」と考えると分かりやすい | そのまま教本や運指表に合わせやすい |
| 演奏幅 | 大きな差は出にくい | 大きな差は出にくい |
つまり、6穴か7穴かで「別の楽器」になるわけではなく、基本の音の考え方は同じです。最初は「どちらが上か」ではなく、「どの説明で覚えると分かりやすいか」で考えるのがコツです。
音番号と指番号の見方
6穴と7穴の違いを分かりやすくするために、このページでは音番号と指番号を次のように整理して考えます。
指番号
指番号は、右小指側(管尻側)の穴から左手側へ向かって 1・2・3… と数える考え方で見ていくと分かりやすいです。
- 7穴:1番〜7番まである
- 6穴:7穴の説明を基準にすると「1番穴がない形」と考えると理解しやすい
この考え方を使うと、6穴でも7穴でも「どの穴を開けるか・閉じるか」の説明をそろえて見やすくなります。
音番号
篠笛では、五線譜だけでなく数字譜でも音を表します。数字譜は、右小指側から穴を1つ、2つ…と開けていく考え方に対応していて、ドレミの流れを数字でつかみやすいのが特徴です。
- 低い音域(呂音)は 漢数字 で書く
- 1オクターブ上の音域(甲音)は 算用数字 で書く
- さらに高い音域(大甲音)は 点付きの算用数字 で書く
このため、篠笛の「音番号」は、単なる番号ではなく、音の高さと運指の考え方を一緒に覚えるための記号として使われています。
初心者が理解するときのポイント
- 6穴でも7穴でも、まずは「同じ音階を吹ける」と覚えて大丈夫です。
- 教本や運指表は7穴で説明されることが多いため、6穴は「1番穴がない形」で見ると理解しやすくなります。
- 大事なのは穴の数より、音の流れと指の動きの関係をつかむことです。
つまり、6穴と7穴の違いは「演奏できる世界が大きく変わる違い」ではなく、説明のしかたと覚え方の違いとして理解すると、初心者でも整理しやすくなります。
本式とリコーダー式篠笛の鳴り・難易度・手軽さ・価格の違い
鳴り
本式篠笛は、歌口に息をどう当てるかによって、音そのものに風の気配や擦れたようなニュアンスが出ます。篠笛独特の呼気音や、少し荒々しい魅力は本式らしさのひとつです。
リコーダー式篠笛は、その入口部分の難しさを減らす分、音を安定して出しやすい反面、本式篠笛独特の呼気音や歌口まわりの繊細な表情は出しにくくなります。
難易度・手軽さ・価格
本式篠笛は、最初の「音を出す」段階に壁があります。そのぶん、鳴ったときの感動や、吹けるようになったときの達成感はとても大きいです。
リコーダー式篠笛は、初回教材費6,000円で入りやすく、音の入口の壁を下げられるのが大きな利点です。篠笛に触れたことがない人でも、まず「楽しい」と感じやすい形から始められます。
リコーダー式篠笛にだけあるもの / ないもの
リコーダー式篠笛にだけあるもの
- 初めてでも音を出しやすい安心感
- 子どもでも入りやすい教材性
- 呼吸と指使いに集中しやすい導入設計
- 「鳴らないから嫌になる」を減らしやすい
逆に、リコーダー式篠笛にないもの
- 本式篠笛ならではの歌口づくりの試行錯誤
- 息の当たり方で変わる、独特の呼気音や風のニュアンス
- 「鳴るか鳴らないか」を探る本式特有の醍醐味
- 祭り笛らしい荒々しさや、横笛らしい息遣いの濃さ
だからこそ、リコーダー式篠笛は「篠笛の完成形」ではなく、「篠笛に入るための優しい入口」と考えるのが一番しっくりきます。
なぜ夢アカデミーではリコーダー式篠笛なのか
答えはシンプルで、まず「音が出る楽しさ」を体験してほしいからです。
篠笛は本当に魅力的な楽器ですが、本式から入ると、歌口に息を当てる時点でつまずきやすく、人によっては「自分には向いていないかも」と感じてしまいます。
夢アカデミーでは、そうした入り口の挫折を減らすために、まずはリコーダー式篠笛で音を出し、指を動かし、呼吸を整え、篠笛の楽しさを知ってもらう方針を取っています。そのうえで、もっと本格的に篠笛らしさを追いかけたい人が、本式へ進んでいく流れを作る方が、結果として長く続きやすいと考えています。
篠笛の魅力|他の楽器と比べた手軽さ
篠笛の魅力は、ただ「和風の音がする」ことではありません。
- 息そのものが音になる
- 身体と呼吸がそのまま音に出る
- 楽器自体が軽く、持ち運びやすい
- 和太鼓や三味線とも相性が良い
- ソロでも合奏でも映える
和太鼓は身体を大きく使い、三味線は撥や指先の感覚が重要です。それに対して篠笛は、呼吸と指先、そして耳の集中で成り立つ楽器です。荷物としても比較的手軽で、生活の中に入れやすいのが大きな魅力です。
リコーダーが普及し、篠笛が義務教育で標準になっていない現状への思い
学校教育では、旋律楽器としてリコーダーが広く普及しています。一方、和楽器は学校や地域の実態に応じて選ぶ位置づけで、篠笛が標準装備のように広く取り入れられているわけではありません。
もちろんリコーダーにはリコーダーの良さがあります。でも、日本に暮らしている子どもたちが、自分たちの文化の息遣いを持つ篠笛に、もっと自然に出会える環境があっても良いと私たちは考えています。
だからこそ夢アカデミーでは、いきなり難しすぎる入口ではなく、リコーダー式篠笛という優しい入り口を用意しながら、日本の音に触れるきっかけを少しずつ増やしていきたいと思っています。
体験レポから見る、篠笛の広がり
篠笛は、特定の世代や属性だけの楽器ではありません。実際の体験レポでも、かなり幅広い広がりが見えています。
この流れを見ると、篠笛は「一部の人だけの難しい和楽器」ではなく、海外学生、和太鼓経験者、16歳、70代、中学生まで、国籍老若男女問わず楽しめる楽器だと分かります。
発表記事から見る、篠笛の未来
篠笛は体験で終わるだけの楽器ではありません。続けることで、舞台や地域の演奏活動にもつながります。
「まず鳴らす」「続ける」「人前で吹く」。篠笛定期の価値は、この流れを現実のものにしやすいところにあります。
3か月後・半年後・1年後・3年後の未来像
3か月後
まずは息を整え、指を動かし、簡単なフレーズを吹けるようになります。「難しそう」が「鳴るのが楽しい」に変わり始める時期です。
半年後
フレーズのつながりが見え始め、呼吸と音程のコントロールに意識が向きます。和太鼓も一緒に学んでいる場合は、拍感や体幹も安定してきます。
1年後
体験ではなく、継続して吹いている人になります。簡単な曲だけでなく、人と合わせる楽しさ、舞台や発表への意識も生まれやすくなります。
3年後
篠笛が特技として定着し、和太鼓や三味線との合奏も視野に入り、地域イベントやコンサートで吹く未来が見えてきます。篠笛は、人生の中の大きな軸になり得る楽器です。
こんな人には夢アカデミー篠笛定期が特に合います
- まずは篠笛を優しく始めたい人
- 本式の前に「音が出る成功体験」を積みたい人
- 八本調子の1本から無理なく始めたい人
- 呼吸や姿勢、集中力も育てたい人
- 和太鼓や三味線も視野に入れたい人
- 墨田区周辺で和文化として篠笛を続けたい人
- 子どもから大人まで、世代を超えて学びたい人
よくある質問
未経験でも参加できますか?
はい。教材用のリコーダー式篠笛を使い、初めてでも音が出しやすい形から無理なく始められます。
なぜ八本調子なのですか?
八本調子はC調で、ハ長調の楽譜と合わせやすく、大きさ・鳴り・難易度のバランスも良いため、最初の1本としてとても扱いやすいからです。
本式篠笛ではないのですか?
最初の教材はリコーダー式篠笛です。まず音を出す楽しさと継続性を優先し、その先に本式篠笛の魅力へ進んでいく流れを大切にしています。
和太鼓も一緒に学べますか?
はい。基本プランで和太鼓にも参加できます。拡張プランなら津軽三味線も追加できます。
体験会や教材費はどうなりますか?
体験会は無料、教材費は初回のみ6,000円です。
規定や正式な申込先はどこですか?
最終確認と申込は634netの篠笛定期教室ページと窓口が正式導線です。

篠笛定期規定・お問い合わせ
正式な確認やお申し込みは、634net公式ページをご利用ください。
篠笛をもっと知りたい方へ
篠笛に興味を持った方は、以下のページもあわせてご覧ください。
